【会社を辞めた理由】

2023年の年末に11年間努めた会社を辞めて3ヶ月くらい経った日に、その努めていた会社のお手伝いをしました。

辞めた理由にその年の5月に3人目の子供(次女)が産まれたことが大きく影響しているし、ウタロ母が認知症になったこともだが、全てではない。

もちろん会社に対する不満、ミスマッチがあったから退職という決断をした。(ウタロ妻に職と貯金があったからできたことだけど)

いざ退職理由を口外する時は、会社に対する不満、ミスマッチの話は憚られるとの気持ちから、それ以外のところをフォーカスして話していたので自然と何で辞めたのか?という問いに自身が混乱しながら話していた。

少数運営で物理的に育休が取れなかったことは明言しないまでも状況からしてそうでしょうというところはあるが、もうちょっとコアな、シンプルにイヤな部分…

その努めていた会社のお手伝いは、退職前から決まっていて、ウタロの穴埋めで入社した後輩くんと二人での仕事だ。

後輩くんとは、退職前の3ヶ月間一緒に働き引継ぎ業務を行ったが、業種、職種とも未経験の後輩くんには到底全てを引継げず、志半ばウタロは会社を後にした。

後輩くんはウタロが退職する日まで毎日不安を口にしていた。

そりゃそうだよな…。申し訳ない…。退職してからも連絡してきて良いからね…。と

久しぶりに会った後輩くんはちょっと老けて見えた。

ウタロ「最近どう?調子良い?」

後輩くん「調子言い訳ないじゃないですかー!!仕事量多すぎて回ってないですよー、しかも全てわかんないしヽ(`Д´)ノプンプン」

ウタロ「そりゃそうだよな〜、他の人は何か教えてくれないの?」

後輩くん「そうっすよー!!てか、人足りなすぎですよー!!何ー!!これも引継がれてないのー?て自分とウタロさんにキレるだけっすよ。」

ウタロ「そうか、相変わらずだね。」

後輩くん「てかウタロさんお客さん多すぎですよー、こんなん3ヶ月で引継ぐの無理ですよーヽ(`Д´)ノプンプン」

ウタロ「そうだよねー、細かいお客さん多くて大変だよね。」

後輩くん「てかウタロさんの辞めた理由て何ですか?」

ウタロ「うーん…やっぱり3人目が産まれて物理的に生活が回らなくなってしまったからかなぁ。出産一月前と後半年くらいは上の子たちの保育園送り迎えするから、1時間早く上がらせてもらったけど、仕事量は変わらないし、他に振れるほど人がいないし、結局持ち帰って夜中にやったりとかしてたからね〜」

後輩くん「それが決め手という理由ですか〜?社内では色々と話されてますけど…上司があの時あんなこと言ったからかな?とか。」

ウタロ「うーん…それもあるとは思うけど積もり積もってだよね〜」

後輩くん「そうなんすか〜、俺も今子供一人いますけど、二人目できたら育休とりたいなー。」

ウタロ「うーん…物理的に無理じゃない?今でも仕事回ってないのに一人欠けるのは。」

後輩くん「そうっすよねー。しかも業績良くないから、また大変な仕事を始めようとしているんですよー。」

ウタロ「どうやってやろうとしてるの?」

後輩くん「うーん。せっかっく頂いた話だから前向きに検討してこうてなっていますよ。どうやろうとかは無いですけど…」

ウタロ「らしいね〜、上手くいくか分からないけどいけるところまで行ってみようだとか、頭混乱するくらいが良いみたいなことよく上司言ってたよね〜」

後輩くん「そうなんすよー!!いずれにしても人が足りなすぎです!!リスクヘッジ無さ過ぎですよ〜!!」

それを聞いた時ハッとした。

今まで会社に対する不満、ミスマッチは言ってはいけないものと感じて言わないようにしていたら自然と考えないようにしていた。なので自分でもハッキリ言えないところであったが今分かった。

どこまで行けるかわからないが海に飛び出す。

鳥人間コンテスト的な運営体質だった!!!

細かいところは沢山とあるけど、ウタロはそこに不満があったのだ。

上手くいく算段の無いまま走り出して、皆が不安を感じながら突き進む。

不安に感じる最悪なことは現実に起こることはあまり無い!!進め〜!!てな。

ウタロ個人はそんなに計画的で見立をたて、実行をする様な人間かというとそうじゃない部類だと思うが、組織になったらそれはやっていかなければならないと思う。

もともとバラバラな個が一つの事を一緒にやるのだから、同じ絵を描くじゃないけど、共通理解がなければ上手く運ばないし、それが無いと個がストレスを抱いて疲弊してしまうよね。

会社を辞めた理由なんて、後ろ向きなことを考えるは正直面倒というかしたくないし、見たくもないから蓋をして忘れようとしていたけど、今回改めて自分に向き合って考えてみるとスッキリした。

自分に向き合うって、しんどい作業だけど必要なんだなぁと思うウタロこのごろ…

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